2017年1月11日
和歌山発 ニホンオオカミを追いかけて
皆様、お久しぶりです。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
先日、新年初の5チャンDoで、少しずつ取材を進めてきたニホンオオカミについて放送させていただきました。
ニホンオオカミが最後に確認された奈良県の東吉野村でオオカミの像を撮影したのに始まり、田辺市大塔地区の歴史民俗資料館にある顎骨の撮影。オオカミ信仰の代表的な存在である埼玉県秩父市の三峯神社、剥製を保管している県立自然博物館での取材など、楽しみながら仕事をさせていただきました。
大塔歴史民俗資料館では、オオカミの他にもいろいろな物があり、貴人の棺桶を運んだ輿が気になって仕方がありませんでした。この輿に乗ったのは誰?でも、その人は自分が乗ったのを知らないんですよね…
三峯神社へは、朝、車で出発して夜に着くという長い道のりでしたが、到着すると、まず、きれいな空気に癒されました。
神社の江戸時代の日記を撮影させてもらい、江戸詰めの紀州藩士が藩主の命で火事・盗難除けの御札を受ける為に登山したという文章を読む(見る)と、遠い外国の片隅で和歌山の人に出会ったような気持ちになりました。同じ日本国内なんですが…
奈良も遠かったです。京奈和道ができて途中まではすぐだったのですが、そこを外れてからが長かったです…
東吉野村はオオカミが捕獲された土地だけあって、自然が豊かな所でした。
どこへ行っても、親切に取材の対応をしていただけたことに感謝しているとともに、今年も楽しみながら取材をしたいと思っています。
ニホンオオカミの剥製は国内に3体のみの貴重なものですが、県立自然博物館で1月31日(火)まで展示されていますので、
ぜひ、皆さんも足をお運びください。