2017年10月10日
廃村に里帰り 年に一度の秋祭り
先日、田辺市中辺路町兵生にある春日神社の秋祭りを取材しました。
以前、このブログでも触れましたが、
偉人、南方熊楠が粘菌の採集する為に訪れた地です。
昭和49年の集団移住により、廃村となって以来、
元住民やその子孫が年に一度故郷に戻って秋祭りを行っています。
笛や太鼓に獅子舞の奉納。
最後の餅投げも、久しぶりに顔を合わせる皆の喜びや楽しさがあふれているように思えました。
よそ者ではありますが、今後の祭りの存続が心配です。
さて、余談ですが…
神社の下には川へと続く急な階段がありました。
氏子総代さんが「1カ月に1個ずつ。閏年は13個の小石をこの川原で拾って、お社の中に置くという慣わしがあるんや」と教えてくださったので、私も川原に下りて12個の小石を拾いました。
まず川の水を口に含んだ総代さんを見てはっとする私…
信心深い総代さんを見て恥ずかしくなり、
「みそぎですか?」と言うなり、自分も口をすすいだのですが…
すすぎ終わってから、自分が総代さんの川上にいることに気付き、
もっと恥ずかしくなりました。 あ-
以前、取材した兵生を再び訪れ、お世話になった地元の方々に会うことができた嬉しい1日でした。
放送は明日です。