2017年3月9日
わかやま医療ナビ ~茶色の小瓶~
毎月1回放送している「わかやま医療ナビ」。
月替わりで和歌山県立医大の先生方にご出演いただき、病気や最新の治療法、また医療体制などについて紹介しています。
先日は、薬剤部の業務について取材させていただきました。
初めて入った調剤室には細かく薬が仕分けられた棚が並んでいて、その量にびっくりしました。聞けば、千数百もの種類があり、名前を見ればすぐにそれがどんな薬なのかがわかるとのこと…
認知症や手先が思うように動かない方の為に、一度に飲む薬を一袋にまとめる機械もありました。
製剤室では、薬を製剤した後、封印するところも見ました。
私の頭の中では、コルクのようなもので蓋をするといったイメージ、あるいは、手紙を蠟で封印するといったイメージがありましたが、薬が入っている茶色のガラス瓶の口を熱で溶かして封じ込めるのです。
でも、でも、でも…
「じゃあ、使うときはどうするの?」
私の妄想は続きます。
映画やドラマの中で、ならず者(?)がビール瓶を振り回して割るシーンが…
もちろん、医療現場ではそんなことをするわけがなく…
封をしたガラス瓶の口は長い首の先にあり、首の先には切れ目が入っていて、手でポキッと折れるようになっているのです。
業界の方にとっては当たり前のことが私には珍しく、オレンジ色に染まり、引っ張ると飴のように溶けて延びる瓶の先に見入ってしまいました。
放送は4月2日(日)18時15分~、再放送は4月9日(日)18時15分~です。
よろしければ、ご覧ください。真面目な番組です。
ちなみに写真は番宣スーパーを印刷したものです。