2016年9月18日
紀伊半島大水害から5年
こんばんは。岩崎です。
遅くなりましたが私は今月の5日、
5チャンDO!月曜日リポーター
藤原茉央さんに代わりまして、
ライブDO!リポートを担当いたしました。
内容は「紀伊半島大水害から5年」。
死者、行方不明者61人と、
未曾有の大水害となった紀伊半島大水害。
9月5日月曜日の5チャンDO!は、
水害被害の大きかった地域のひとつ、
那智勝浦町からお届けしました。
まず、5チャンeyeのコーナーでは、
那智勝浦町の井関地区の石井区長に
お話を伺いました。
石井区長は、
「5年前と比べて住民の数は減ったけれど、
復興も進み、水害前のように、
大雨が降るほどの警報でも
川が氾濫することはなくなり、
随分と住みやすくなった。
夏祭りや盆踊りを復活させ、
自主防災活動を練り直したりしているので、
是非住民には戻ってきてもらいたい。」
と、仰っていました。
また、今年4月に完成した
県土砂災害啓発センターにも
取材に伺いました。
ここは、
甚大な被害を受けた場所にできた
土砂災害の研究や啓発の拠点となる施設です。
一階には、子ども達が体験しながら
土砂災害を学べるコーナーがあります。
県土砂災害啓発センターの坂口所長は、
「熊野那智大社に向かう
大門坂の入口にあるので、
熊野那智大社を訪れる方がセンターを知り、
防災意識が高まれば良い。」
と話してくれました。

そして、ライブDO!中継は、
那智勝浦町役場から
役場内に保管されている水害で流された
思い出の品々を紹介いたしました。
5年前、水害で散乱した状態となり、
持ち主の分からなくなった思い出の品々。
それらをボランティアの方が
一つ一つ手洗いし、
地区ごとに「思い出の品収納ボックス」
というコンテナを置き、
管理するまでに至ったそうです。
こちらの思い出の品々は
普段から那智勝浦町役場総務課で
確認することができるということです。
井関地区の石井区長、そして
県土砂災害啓発センターの坂口所長から、
自分の住む地域を理解し、
住む地域がどのように変化するのか
という知識を深めること、
普段から避難するという心構えを持つことの
大切さを教えていただきました。
9月は防災月間でもありますので、
いつやってくるか分からない自然災害に備え、
この機会にご家族で安否確認の方法や
集合場所、避難経路について
話し合われてみてはいかがでしょうか。